19 「...ッ」 112の姿を確認すると58は途端不機嫌な表情になった 112はそんな58に構わず一人でベラベラと喋り始める 「あのさー205には行くなって言われたンだけどよ!やっぱこういうことって早い方がよくね?とか思って...」 「...何の、用だ」 どす黒いオーラを放ちながら低い声を出す58 112は首を傾げながら言う 「どうした調子でも悪いのか」 「テメェのせいでな!」 「あぁそうだったな!すまん!」 満面の、07とはまた違う邪気のない笑顔を浮べる112 その謝罪に罪悪感は全く感じられない 人をこんなにしておいてそれで許される気でいる112に58は呆れた 「...もういいから、出てけ」 「何でだよ。お話しようぜ。何がいい桃太郎か。アダルトな桃太郎聞かせてやろうか」 「マジでいいから出てけ...ッ痛ッ...ぅ」 叫んだ拍子に傷が痛み58は顔をしかめた その様子を112はまじまじと見つめ呟く 「あー...なんかオマエの痛そうな顔結構そそるな...」 「あ"!?」 「...ヤッっていい?」 [*前へ][次へ#] |