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5*

07も柴も喋らないまま妙な沈黙が空気を満たした

「...ッ」

なんと声をかけるべきか、あるいはかけない方がいいのかと柴が思い悩んでいると07がビクンッと身を跳ねさせた
その普通ではない動きに柴は不可解そうに尋ねる

「どうした...?」
「...ッぁ、ンでも...な、ぃ...」

07は顔を赤くしビクビクと震えながら答える
どうみても異常なその様子に心配になり柴は07に再度尋ねた

「何でもなくはないだろう、どうしたんだ」
「...んぅ...身体が...変...だから」
「...変?」

首を傾げた柴に07は荒い呼吸で辛そうに言った

「...なんか、クスリ...?使われた、から...身体...が」

07が言いきる前に事情を察し柴は先ほどの男達にまた怒りが沸き立つ

...殺しておけばよかった

物騒なことを半ば本気で考え柴は07を見つめた
はぁはぁと苦しそうな呼吸を繰り返す姿になんだかいたたまれない気持ちになる

「ごめ、ん...もう、放っといて、くれて...い、から...」

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