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「...調子どうだ?」
「ぁ...ハイ...大分マシになりました...」

58はそう言い少し照れながら頭を掻いた

「思ったより平気そうだな」
「...丈夫なんで俺」

そう言って笑う58の顔には痛々しい痣がいくつも残っているがその言葉に嘘はなさそうだ
205は軽く笑みを返しながら尋ねる

「丈夫なのは置いといて一つ聞きたいンだが」
「何ですか?」
「...何であンな無茶なマネした?オマエならアイツに敵わねェことくらいわかンだろ?」
「...すみません...」

205の言葉に58は目を伏せ申しわけなさそうに謝り言葉を続けた

「...112の野郎がBブロックに居ると知れば貴方が戻って来ると思ったンで殴られてれば少しは時間を稼げると思って...」

その言葉に205は信じられないというように顔をしかめた

「わざとやられに行ったつぅことかよ?」
「...はい」
「...場合によっちゃ死んでたかもしれねェんだぞ」

言うと58は真剣な表情で答える

「俺の命はあの時からずっと貴方のモンです...だから」

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