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112は言うと58を軽く持ち上げた
ギリギリと首を締め付けられたまま持ち上げられ58は苦しそうに呻く

「う"...ッ」
「なんとかッ言ってッみろよッオイッ」

112は言葉を切る度に殴りつける
怪力と言えるほど強い力で殴られ続け58の顔はすぐに赤く腫れた

「ぅ...ッ!は、ぐぁ...ッうぐぅッ」

明らか過ぎる力の差に58は抵抗する間も与えられずひたすらに嬲られる
112は次第にその行為に熱を帯びてきたのか楽しそうに笑い始めた
真っ赤な飛沫が112の顔を赤く汚す

「はは!ははは!」
「ぐ!は!ぅッ」

その笑顔に相手を痛めつけているという意識はまったく感じられない
まるで何も知らない子供が虫を殺すように無邪気な笑顔

58が声を上げなくなると112はその身体を地面に投げつけた

「オイオイもう終わりかよ?つまンねェなァ...」
「...ッ...ッ...」

58の顔は真っ赤に腫れもはや原形を留めていない
ぜぇぜぇと荒い呼吸をしたまま動かない58の頭を112は足で踏みつけ見下したように笑う

「楯突いたからにはわかってンだろうな、これで済まねェってことくらい」

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