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58はそこで一旦言葉を切るとちらり、と205を伺った
明らかに205に何か言葉を期待しているような瞳

...どうしろってンだ

205は少しだけ考え言った

「...あーなんだろうな?腰巾着か?」

容赦ない205の言葉に58は項垂れながら言う

「...こ、腰巾着...」
「へェ、腰巾着、ですか」

馬鹿にしたような笑みを浮かべる春日に58は怒鳴る

「ばっ馬鹿にすンな!205サンの腰巾着なら本望だ!」

開き直る58に春日は苛立ったように告げる

「...貴方は本当に看守に対する態度を弁えませんね」
「テメェ相手に弁える気はねェよ」

春日を見返し58は挑戦的に笑んでみせた

「もうすぐBブロックの連中がここに来る...大勢な。どっちが弁えるべきか、利口ならわかるよなァ...?」
「...仕方ないですね...では205、また」

春日は相変わらず不機嫌そうに言い205にだけにこりと笑みを向けその場を去った

205は何も言わず春日の姿が消えてから58に声をかけた

「58。手ェ貸せ」
「はい!大丈夫ですか205サン...」

立ち上がるのに手を貸し背中をぱんぱんとはたきながら58は低く唸った

「背中が塵まみれだ...クソッあの野郎マジぶっ殺してやる...」

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あきゅろす。
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