17 柴は07の上着をまくりあげ腹を撫でた ひやりとした感覚に07はビクリと身を硬くし叫ぶ 「ッ止めろよ...!」 「そう言われると余計にしたくなる」 柴は07の顎を引き寄せ無理矢理唇を奪った 「!んッんンぅッ」 07は柴を引き離そうとするが強く抱きすくめられ身動きが取れない 絡み付いて来る舌に息もつけず苦しげに喘ぐ 「ん...ぅう...は」 「...ホントにキスに弱いンだね?樋野の言ってた通りだ」 唇を離し柴は笑顔のまま言うと07のズボンに手をかけた 何をしようとしているかなど今までの経験からわからないはずがない 「嫌だ止めろ...ッ」 07は気力を振り絞り柴を思い切り突き飛ばすと走り出した 「鬼ごっこ...?いいね楽しそう」 柴はクスクスと笑みを零し走る07の背中を見つめた Aブロックの構造なら07より遥かに詳しいので焦る必要はない ゆっくり追い詰めてやればいい 「...逃がさないよ07...」 柴は心底楽しそうに呟き歩きだした [*前へ][次へ#] |