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最近までは看守が部屋に飯を持って来てくれていた為あれ以来近づいていない

「当然だろうが」
「...」

205に言われ07は思わず目を伏せた
いつまでも看守に迷惑をかけるわけにはいかないということは分かっている

それでもやはり一人で食事室に向かうのは怖い
嬲られた恐怖を行けば思い出してしまいそうで

そんな07の気持ちを汲み取ったのか205は言った

「...俺が居ンだろ」

205はふっと笑むと07の頭をくしゃっと撫でた

「手は出させねェから安心しろ」
「...ん」

いつもなら煩わしく腹が立つだけのその手を07は今回ばかりは振り払わなかった

食事室に入るとやはりまわりがざわついた
だがそれも一瞬のことですぐに収まる

205の存在に気圧され黙り込んだ男達を見つめながら07はテーブルについた
視線の居心地の悪さだけになら労働時間ですでに慣れた

自分が嬲られた痕跡など無かったかのように綺麗に磨かれた床を見つめ07はほっと溜め息をつく

意外と平気だな...


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