3 ++++++++ 高窓から差し込んだ朝日の眩しさに205は目を覚ました 「ん...ぁあ?」 「うぅ...」 205は訝しげな目で自身の腕の中に納まっている07を見つめた 寝苦しそうに呻く07に205は頭を掻く ...またやっちまったか 実は205には人間を裸に剥いて抱きまくらがわりにする癖がある 刑務所に入ってからはあまりなかったが久々に同室者という存在が出来た為にまた再発してしまったらしい その相手が07だったということも関係あるだろう ...抱き心地いいンだよなコイツ サラサラの髪をすくようにして撫でると07はピクリと身を揺らしポソリと呟く 「...ん、2...05」 自分を呼んだ07を見つめ205は目を丸くした ...少しは懐いてンのか...? 今日くらいは優しく起こしてやろうかと205は声をかけ07の肩を揺らした 「オイ...起きろ」 [*前へ][次へ#] |