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「あの、分けわかンねェ謝罪止めさせてくれねェかな...土下座とかされても困るし」
「...それだけ、か」
拍子抜けし思わず尋ねた58に07は真剣な顔で言った
「それだけじゃねェだろ...撒くの結構大変なンだからな」
「...分かった伝えとく」
「...それとさ、俺も悪かった」
07の言葉に58は眉を潜めた
「...あぁ？」
「俺もあンな態度とって悪かったよ。」
「...何でお前が謝る」
自分をあんな目に遭わせた人間に謝る神経が58には理解できない
悪態をつく事はあっても謝罪することなど
58は自分が悪くても基本謝罪などしない
だからこそ07が謝っていることが不思議でならない
そんな58の考えを読み取ったのか07は説明するように言った
「ケンカした時はどっちが悪いとか考えるんじゃなくてお互い謝るってのが俺の信条なんだよ」
「...信条？」
「俺を育ててくれた人からそう教わった」
07はそう言い58を見つめて続けた
「...まぁ相手から謝って来た場合だけだけどな」
それ以外は拳で片付けるし、と07は笑いを零した
邪気のない笑顔に58は思わず面食らう
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