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【病的ジャッカル】

!注意!

◇一人称です
◇スピンオフ甚だしいです

以上を踏まえた上で読んで下さい

傾向/ヤンデレ/エロあり/軽い死姦表現あり

+++++++

「んッ...ぁ、あ...」

甘く喘ぐ声の主がありえない相手のものだとわかりこれが夢だと気付く

夢だとは解っていても酷く煽られているという自覚があるだけに痛い

自分の下で震える相手にどうしようもなく欲情している

黒く艶やかな髪も
赤く染まった白い肌も
快楽に濡れた瞳も

全てに

現実と夢の間でさ迷う意識の中でまだ目を覚ましたくない等と考えてしまっていることが笑えない
相手が男であることも尚更

遊びなら数え切れない程に男を抱いてきた

なのにたった一人が頭から離れない

夢だけでもいい
今だけ

今だけは自分の腕の中で

夢が覚めてしまう前に目の前で震えるそれに強く口づける

「ぁ...ん、ふ...」

現実でなら噛み付かれるぐらいはしただろう
流石は夢と言うべきかそいつは舌を緩く絡ませ感じ入るように目を閉じた

こんなのは違う
本当のアイツなら

唇を離し俺はそいつを見つめる

意思の宿らない瞳と目が合い虚しくなる

所詮、夢は夢か

「...死ねよ」

俺は夢の中で初めて言葉を発しそいつの首を絞めた

偽物ならいらない
夢だと解りたくもない

「ッ...!...!」

苦しげにもがく姿に俺は歪んだ何かが満たされていくのを感じた

指に強く力を込める

こうでもしないとリアリティがないからな

ふとそいつの息が無くなった

動かなくなった事を確認してからまだ温かみの残るそれに口づける

舌を絡ませ貪るように

死肉を貪るジャッカルの気持ちはこんな感じかもな

夢でありながら射精するのがわかった
いや夢だから夢精か?
まぁどちらでも構わないが

これで何度目になるかも知れない

何度アイツを抱き殺しただろう

いつから俺はこんなに執着するようになったのか

昔から人の物を奪うのは好きだった

奪われた相手の悔しそうな顔を見るのが堪らない
物自体には興味が無く執着などしない

こんなにもなにかを壊したいと思った事は無かった

実際には叶わないだけに考えるだけに留まっている

考えた所で仕方ない

怠い身体を叱咤し起き上がる
ため息を漏らしながらシャワー室まで歩き出した

「...!オマエ...」
「なんだよ」

こんな時に限り会いたくないアイツに出くわしてしまうなんて
心底ついてない

不機嫌そうに眉を寄せ警戒心に溢れた瞳で俺を見つめて来るそいつ
目が合うだけでこんなにもたぎる

「...相変わらずエッロイ面してンな」
「な...ッうっせーよ!」

ガキみたいに怒るそいつを無視して俺はシャワーを浴びることにした

これ以上関わっては 押し倒してしまいそうだ

蛇口を捻り水を浴びる
流れる水は熱くなった身体には少しぬるい

目を閉じてあの媚びない目線を思い返す

あぁやっぱりアイツはこうでなくては

俺はボスの“オンナ“に手を出す気はない

ただ

もう少しだけこの生温い感覚に浸かっていたい

あと少しだけ

+++++++

珍しく一人称でキャラ固体のスピンオフ話ww
ちなみにこの話の主人公は58だったり
わかった人は凄い!
相手は勿論07です
58は歪み入りつつ07が好きです

ちょっと昔に書いた話なので58が今より病んでます

スピンオフ大好きなんでまたやりたいと思います^q^


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あきゅろす。
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