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205と結城率いる彼らはそれからも超人的な活躍を続けた
作戦の達成率は非常に高く死傷者も通常であれば考えられない程少数で済んでいる

なにより実践経験の差をものともしない強さ、勇敢さを誇っていた
闘いに出れば出るほど無敵の軍隊と噂が広く出回っていく

「巷では、赤獅子軍と呼ばれているそうですよ?」

国の発行する日刊紙を机の上で広げながら結城が笑う
その表情はどこか悪戯っぽいものでその理由を知っている205は渋めの表情で口を開いた

「…妙な名前をつけるもんだ…これじゃ俺の手柄みてぇだ」
「その通りじゃないですか、誇ってもよいのでは」
「馬鹿言え!これは俺達二人と…あいつら個々の頑張りあってのものだ」

机を叩き憤慨する205に結城は少し目を丸くし暫くしてから噴き出した

「勿論、それは認めましょう。ですが貴方がいなければ成し得なかった事です」
「…何言ってる、お前がいれば」
「いいえ」

結城ははっきりといい205を見つめた
それは結城がたまにみせる真剣な表情だ

結城がこの表情をするときはとりあえず話を聞く事に決めている205はじっとその先の言葉を待つ
少しの沈黙の後結城は静かに繰り返した

「いいえ…私ではきっとこうはならなかった。貴方と出会えた事、共に闘える事、感謝します」
「お…おぅ…なんだ、急に」
「嬉しいのです。対等に肩を並べられる人間と死力を尽くせるというのは」

結城は言いながら手を差し出す
初めてであった時に見たのは白く綺麗な手

それが今は205や部下達に付き合い自身も力仕事をするのだと言って聞かなかった為それ相応に荒れている


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あきゅろす。
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