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呼吸が楽だ、息苦しくない…

自分が好きに生きる事を認めてもらえている、そんな安心感

「…俺は…お前と会うためにこの世界に生まれたのかも…」
「は?何だよガキの癖に口説いてんのかよそれ」
「お前だって19だろ…俺はただ…ありがとうって…思って…」

言葉尻が思わずというように小さくなる205
人にこういった風に感謝を伝えることには慣れていない

誰かとまともに、対等に関わる機会を奪われてばかりだった

気恥ずかしさで少し赤くなった顔に凪はくすりと笑ってキスをした
動揺して目を見開く205に凪は舌を出して笑う

「…な、そろそろ本番してみる?」
「…っ…ほんばん…ってアレ…か…」

あれからなんどか口や手で抜いてもらうことはあっても挿れたことはなくそれ以上は205も言い出せずにいた

父と叔父がしていたアレが今は本番にあたる行為だとわかっている
あの時感じた奇妙な興奮の理由も今はわかってしまっている

だからこそ踏み出すのに躊躇していた

「…またお堅い顔するのな。お前はもっと間違えていいって。俺は間違えすぎだけど」
「凪…」
「したいだろ?正直」

凪が言いながら205の頬を撫でる
205は眉を顰めながら少し考えて頷いた

凪は嬉しそうに笑いながら205に尋ねる

「じゃ、そこで質問。挿れる方、入れられる方、どっちがいい?」
「……挿れる方」
「いいぜ。お兄さんに全部任せな」



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あきゅろす。
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