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あんなとこでいちゃつく方が悪いのよ!と07の頭を小突き02はため息をこぼした

「全く…あんな顔の205初めて見たわよもう」
「…そう、なのか?」
「あぁ見えて簡単に人に気はゆるさないのよあの男はね。愛されてるわね」

その言葉に07は複雑そうに眉を寄せ言う

「別に…そういうんじゃない…と思う」
「そうかしら?」
「落ち込んでたんだアイツ…でも理由は話してもらえなかったし、多分俺じゃなくたって…」

少しさみしそうに言う様子に02はにこにこと笑いながらその頭を抱きしめる

「拗ねちゃって。可愛いわね。アタシは素直にうぬぼれてもいいと思うわよ?」
「自惚れるとかそんな…」
「…まぁいいわ。おせっかいも程々にしないとね。」

ゆっくり休むのよ?
そう言い残しひらひらと手を振って去っていく02

その背中を見送り07も自室へと戻った
ベッドに飛び込み薄い枕に顔を埋める

「疲れたな…」

目を閉じると様々なものが頭をちらついた

弱った獣のような表情をみせた205

あの男は自分より遥かに強いだろうとそう思っていた
それは肉体的な面だけではなく、精神的な面においても

そんな205があれほど、まいっていた原因とはなんなのだろうか
膨れ上がった疑問が頭を埋め尽くす

…知りたいなんて思っちゃいけはずなんだよな本当は

今までは気にもとめなかったことが急に気になって仕方がない
枕に顔を押し付けたまま07は目を閉じた


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