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205が柴と看守を探しに立ち上がった頃
ちょうど二人は112が暴れた部屋を片していた

柴と言っても相変わらずの正一状態なのだが

「…樋ー野。」
「なんだよ」
「…今度俺と戦おっか…?」

にこにこと楽しそうに言う柴に看守は首を振った

「断る」
「なんで?あんな風に戦えるなんて知らなかったよ、すっごい強いじゃん」

俺でもあぁは行かないよ、と興奮気味に言う柴に対し看守は頬を掻きながら首を振る

「いや、遠慮しておく」
「えーケチ」
「それにいうが、別にあれは俺が強かったから勝てたわけじゃない」

看守の言葉に柴は不思議そうな顔をし尋ねる

「どういうこと?」
「…あんなのまともな闘いかたじゃない」

急所を容赦なく狙う見ようによれば卑怯な戦い
普通の人間にあんな攻撃をすれば後遺症が残る可能性すらある

今回はたまたま112の丈夫さがあったから仕掛けられた攻撃だ

「そういえば急所ばっかり狙ってたね、ためらいなく」
「躊躇ってたらこっちがやられてたからな」


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あきゅろす。
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