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胸ぐらを掴まれ視線を強制的に合わせられる
黒いまっすぐな瞳は相変わらず綺麗で、本当に綺麗でいたたまれない

この世の終わりみてぇな顔してンな、俺

その瞳に映る自分は酷く情けない顔をしていた
07はそんな58を見上げながら言う

「俺はお前に前にされたことも、今されたことも絶対ェ許さねェけど、でも」

ぐっと何かをこらえるように息を吐き07は続けた

「…それでも、お前とダチでいてェと思ってンだ」
「07…お前…」

信じられない言葉に58はそれ以上言葉が出ない
拒絶を示されるどころかこんな

ダメだ、期待なんかするな

そう必死に自制をかける
期待が大きれば大きいほど失望した時が辛い

もう気持ちは伝えてしまったのだ
戻れるはずがない

「お前、何言ってンだよ…俺の言ったこと忘れたのか…?」

怖くてもはっきりと拒絶してもらったほうがいい
これ以上期待を持ってはいけない

07はそんな58の肩に手を添え言った


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あきゅろす。
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