8 何でもないように言う205に07は驚いたように数字を繰り返す 「...50って...」 「言っとくが俺は非公認だぞ...ンなモン組織すんなっつぅのもめんどくせェから放っといてるだけだ」 言葉の感じから嘘や見栄は感じられず本気でそう思っている事が伝わって来る 何者なンだコイツ... 内心で思いながら07は205に尋ねた 「...つか何でそんなコトになってンだよ?何かしたのか」 07の言葉に205は即答した 「...別になンも?」 「ホントかよ...刑務所のボスにケンカ売って勝ったとかさ」 「ボスは俺だが」 さらりと言って退けた205に07は目を見開く コイツが...ボス...!? 「んでさっき突っかかって来た野郎が58っつってここの元ボスだな」 「...じゃぁアンタの右腕みたいな...?」 07が問うと205は思い切り顔をしかめた 「だから俺はそンなの知らねェって...アイツが勝手に媚びて来てるだけだ」 [*前へ][次へ#] |