side story
すき焼きが食べたいA
<某デパート>
龍介「きたきたきたきたすき焼き!!」
桃夜「ねー、なんですき焼きなの?レストランに食べに行こうよー」
青馬「そこの牛男に言ってくれ」
紅葉「………いくぞ、梶原」
酉黄「はぁーいよー」
龍介「ちょっと待ったぁ!!」
紅葉「………(イラ…)なんだ?」
龍介「肉は俺に選ばせろ」
酉黄「いい肉なんて選べるの?」
龍介「大丈夫だ。今の俺は世界3大美女をおとせるくらいいい男だ」
青馬「意味わかんないし」
桃夜「世界3大美女関係なくない?」
龍介「世界3大美女もおとせる俺が、いい肉をおとせない訳ない!!」
紅葉「…いくぞ、梶原」
酉黄「へーい…」
龍介「あ、ちょ、待…」
紅葉「…肉以外のものを買ってくる」
龍介「長城サン………!!」
紅葉「ただし」
龍介「ただし?」
紅葉「美味くない肉を買ってきたらお前を煮るぞ」
龍介「……………はい」
紅葉「じゃあまたあとでな」
桃夜「僕もお菓子見てくるー!」
龍介「……よし!青馬!肉行くぞ!!」
青馬「………あぁ…」
<野菜売り場>
紅葉「すき焼きか…久々だな…」
酉黄「俺もー。久々つーか、リーダーに食わしてもらったとき以来かなー」
紅葉「お前自分じゃまともに飯を食べないからな」
酉黄「そんなことないデスよー、と…おっとリーダーカゴは?」
紅葉「カゴ?」
酉黄「すき焼きの材料なんてカゴなきゃ全部持てないじゃないスか?」
紅葉「お前なら持てるかな、と」
酉黄「リーダー俺をなんだと思ってるの?スーパーマンだとでも思ってるの?」
紅葉「もてなくはないだろう」
酉黄「いやいやムリムリ」
紅葉「無理と決めつけるから無理なんだ、ちょっとこれ持ってみろ」
酉黄「え?これってパイナップル?」
紅葉「何個持てるかな」
酉黄「いやいやあんたこれ売り物…」
紅葉「いいだろ、どうせ買うんだから」
酉黄「すき焼きにパイナップル入ってねーし!!て、ぎゃー!!積んでる!!」
紅葉「ほら、もう15個は積めたぞ」
酉黄「リーダー無理だって無理無理」
紅葉「そんなことない。まだいける」
酉黄「落としたらどうすんの!」
紅葉「落とすな」
酉黄「理不尽!ちょ、ほんともう無理……」
店員『お客様、おやめください』
紅葉「…………」
酉黄「ほら」
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