07
ああ、殺してやりたい。
笑ってんじゃねぇよ。
くだらない約束
嫌なら、嫌がれよ
かわいい彼
孤独への渇望を哀れと罵るか
死にたがりの甘い唇
愚かしく愛おしい、あの頃。
ただただ悲しいだけの唇の味
愛してるって、言ってみな？
渇望は虚しく空を切り、そして
致死量の愛
鈍色の恋
水晶体が汚れを知る時
やさしい死神
蹴って嬲って罵って、んでその後に（殺してくれ。）
白い狂気
穏やかな黒
優しい赤
言葉など通じた試しが無い
俺は、神など信じない。（なのに、この罪悪感は なんだ）
白い手と白い手
冷たさと暖かさを同時に運んでくる、気紛れな冬。
時にはそう、妖艶に。
握り返すこの手の縋るような強さが、
ホワイトリリィの甘い誘惑
いらないいらない、欲しくないのに。（私はあなたが欲しいのに。）
憎しみと憎しみと憎しみと、愛と。
救えない野郎だな。
拡散する意識。老廃する感情。
ゆっくりとしかし確実に磨耗していく精神
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