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君を想う歌声
理事長の正体
凄まじい速さでエレベーターは
十階……理事長室がある階へと到着した。

エレベーター降りて直ぐ目の前に
理事長室はあった。

理事長室の扉は重厚な造りで
かなり重そうに見える。


「和臣、これから理事長に会うが……
あぁ……まぁ……驚くなよ……」


真剣な表情で訴えてくる
遥輔さんの様子に不安感が増していく。


「理事長って……
そんな変な人なんですか?」

「変というかあれは…………」

「あれは……?」


緊張からゴクリと唾を飲み込む。


「一言で言えば……"変人"だな」


へ、変人……?
って変な人と同義語じゃないすか……


「まぁ、害は無い……
と、思う……多分……」


なんかすっげぇ自信なさげ……
不安だ……


「とにかく、
会えば意味が分かる。入るぞ」


俺の返事を待たずして、
遥輔さんは扉をノックする。

あ、遥輔さんが此処にいる経緯、
結局聞いてない……
まぁ、後でいいか……







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あきゅろす。
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