[携帯モード] [URL送信]

君を想う歌声
8
妙に鼻息が荒い剛志に
俺は若干引いていた。

そんな事等お構いなしに、
剛志は胸を抑えて、
俯きながらブツブツと何かを呟き始める。


「つ、剛志……?」


本格的に剛志が心配になってきた俺は、
剛志の顔を覗き込んだ。


「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


目にも止まらぬ勢いで剛志が後ずさる。

そんなに嫌がられると
ちょっとショックなんですけど……


「あ、いや、その……」


ショックだと思ったのが、
顔に出ていたのか、
剛志は困り顔で、
目をキョロキョロと動かした。


「あの……か……」


か?


「か…………かっこいいんですから……
いきなり……ドアップとか……
心臓に悪いです……」


小さい声で照れながらも、
剛志は言ってくれた。

てか、かっこいいなんて
結構言われてっけど、
こう一対一で
改まって言われると照れるな〜







[*BACK][NEXT#]

12/38ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!