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君を想う歌声
2
なんなんだよ一体…………


「あれ? こいつもしかして……」


なんで俺が殴られんだよ…………


「あ! secret roseのKAZUじゃん!!」


ふざけんなよ…………


「へぇ〜、実物結構綺麗じゃん。
タチっぽいけど、
ネコにもなれそうじゃねぇ?」


は……?


「俺、KAZU結構タイプかもぉ〜!!」


ムカつく


「なぁ、ヤラ……ぐぇ!!」


ニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら
近付いてきた奴の顎を、
俺は思いっ切り蹴り上げた。


「何すんだてめぇ!!」


途端に今まで笑っていた奴らが、
俺に掴みかかってくる。

俺だって新には負けるが、
ケンカは結構強かったりする。

つうか、secret roseのメンバーは、
元不良とかで構成されてるから、
必然的にそんなのばっかだけどな。

そんな俺がたかが頭の色が、
赤やら青やら緑やらの不良に
負ける訳もなく、
数分後には……


「覚えてやがれ!!」


半ギレした俺に
あっさりと伸された不良どもは、
ベタな捨て台詞を残し、
走り去っていった。







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あきゅろす。
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