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龍が短編如く
ページ:6
真島宅―


煮込みハンバーグを作り真島と食べるまり、真島はあっという間に煮込みハンバーグを平らげた。


「はい薬…」

「嫌や!苦いの嫌い」

(この人本当に子供だ…真島組の未来は大丈夫なのか?)

心で真島に溜め息を尽きながら考えるまり―

「飲まないと…1ヶ月禁欲生活ね」

「アカン!それは堪忍や!飲むから!」


そういうと真島は薬を飲み干した―

苦いと何度もお茶を飲む真島にまりはまたお腹下るよといい放つと、もう大丈夫やと言い返す真島―


「さて金の風邪は治り辛いから気をつけて?今日は帰るよ」

「アカン側にいないとアカン!」

「風邪を治しなさい」

「菌がいるから菌の風邪ていうんやろ!?」

「はっ?」


真島の訳がわからない発言にポカンとするが、すぐに気づき真島に説明をする。


「菌がじゃないよ?えーと…赤の風邪と青の風邪と金色の風邪って三色あるの」

「そうなんか?」

「うん、真島さんはお腹の風邪だから金色の風邪なの、だから菌がたくさんいて蝕まれる訳じゃないよ?」

「そうなんや…なんか安心したわ」

「でも今日は一緒に寝ていってあげるよ、やっぱりほうっておけないから」

「決まりや!ほな布団にはよきや!」


真島は満面の笑みで布団を上にあげるとまりは隣に添い寝する。


「暖かいわ」

「ふふ…」

「赤の風邪とか教えてや」

「明日起きたらね」

「ええ〜」

「はい寝る」

「わかった…おやすみ…まり」

「おやすみ真島さん…」


二人は布団で静かに眠りについた―

朝―

体調が良くなり万全化した真島はまりの寝顔をじっくりと見つめていた。

まりが起きた時に驚いたのは言うまでもない、何故ならにんまりと笑いまりの真ん前に真島がいたのだから―


おしまい

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あきゅろす。
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