俺はペット：ﾙｰﾌｪﾘ※
※悲恋
繰り返される行為に、力無く喘ぎながら
愛する貴方に浸蝕される。
「…うぁあ！」
「フェリ…」
薄暗い部屋
オレンジ色のランプが写し出す二人の影は重なり合い、伝わらない思いは涙と汗に流された。
「るーとっ…ねぇ、るーと…っ！」
その目は俺を見ているの？
優しいはずの掌がとても冷たいのはなんで？
ねぇなんで…？
なんで…キスしてくれないの？
目も合わせてくれない
身体が気持ち良くても、心がかよっていないなら…
それなのに
ジャラリと金属音。
ぐいと引かれる鎖と首輪
「んんっ…！」
「…お喋りは無しだ。フェリ、お前は――」
体中に響く甘美な声で貴方は俺に答えをくれた。
「…はは」
愛されたいなんて片腹痛いって
この首輪は愛のしるしじゃないって
壊れたらポイだって
笑っちゃうよね
涙？
出ないよそんなの
だって俺は
俺はペット
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