妄想だもの
団地妻3秋冷
【新婚編:秋深き】
「ゾロ〜。なんか寒い。」
「窓閉めるか?」
ゾロは立ち上がろうと身を離した。
「やだー。」
行かすまいとサンジはぎゅうっとゾロにしがみついてすり寄る。
「さみぃんだろ?」
「うん、だからひっついててくれよ〜。」
「ったく、しょうがねぇ甘えただな。」
満更どころではないくらいデレた顔でサンジを抱きしめる。
「んん〜。あったかいぃ。」
へにゃ〜っと安心しきったサンジの頬に、キスを何度も降らせると首を竦めて笑っている。
「もっとあったけぇことすっか?」
「もっと?」
上目づかいでチラリとゾロを窺ってやれば、フガフガと鼻息荒い。
「わかってんだろが、このっ。」
「あっ、やー。ゾロぉ、くすぐったい。ククッ・・・クスクス・・・あっあっ、んぅ〜・・・・・。」
「ああ・・・眠れねぇ。」
ウソップは耳を塞いで布団に転がっていた。
お隣さんは今夜も何かとイチャイチャしとる・・・。
秋深き、隣はナニをする人ぞ
秋じゃなくても、あいつらナニばっかりしてっけどな。
独り寝の夜を長く感じるウソップであった。
「カヤ―!(泣)」
☆
ウソップも新婚さん。カヤちゃんは今週夜勤(笑)。
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