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優しく触れてもいいですか(学園)
ドウモ、俺、長曾我部元親17歳男子高校生。

ちょっと聞いてくれます?俺さ、今さ、付き合ってるヤツがいるんだけど、ソイツがな?



半年記念無事に終えた今もキス以上してくれません。ぐすん。



俺的には健全な男子であるし、ちゅーも好きだけどそろそろ一線も越えたいわけで………‥。
あ?付き合ってるヤツ?政宗ってんだけどさ。…んだよ、男だけど。悪ぃかよ!ばか!

まあ性別云々はいいんだ、愛があれば。
お前、言うけど政宗ってば超カッコいんだからな!どうだ羨ましいか!



「なぁ、政宗…」
「Ah?」
「えっちしよー」
「…またそれかよ…‥」
「俺のこと好きじゃねぇのか」
「んなこと言ってねぇ。好きでもねぇ野郎と付き合えるかバカ」
「じゃあなんで!」
「そういう大事なことはきちんと順番を踏んでだな、」
「付き合って、半年!手も繋いだ!ちゅーもした!お前めっちゃ巧かった!!」
「おーい落ち着け落ち着け」
「なのになんでエッチはダメなんだこの不感症!!!!」
「てめ、不感症じゃねぇよ!!」


だったらなんだってんだこの意気地なし。こうなったら佐助達に政宗はインポだったって言いふらしてやるんだからな!ばかばかばか!


「…チカ…、俺は別に体が目的でお前と付き合ってんじゃねぇんだぞ」
「んなの知ってる。もしそうだったら適当に女と付き合えばいいもん」
「Ya.…だからさ、俺は今の気持ちを大事にしたいんだ、分かるだろ?」
「でも…じゃあ、政宗は俺とヤりたくねぇの?」
「体の関係なんかなくても俺は幸せなんだけど。チカは違うのか?」
「……違くねぇけど‥」



やっぱ、不安になる。



言ってて泣きそうになってっし俺、カッコ悪。
せっかく政宗ンちで室内デート中なのに。あーさいあくさいあく。…今日はもう帰ろうかな。


「不安にさせてたのは悪かったけどよ…‥雰囲気ってモンがあるだろ、」
「さっきまでの甘ぁい空気はそんな雰囲気じゃなかったと?」

いいじゃんか、俺優しくするし。

「…………‥は?」
「え?」
「なに、優しくするってお前まさか俺を抱く気だったの?」
「ぇ、違うの?」
「違うのじゃねぇよ!どう考えてもお前が下だろ!?」
「なんで?!なにを根拠に??!!」
「キスの主導権も握れねぇヤツに床の主導権握らせてたまるかアホ!」
「うえぇぇアホって言った!俺超傷ついた!!」
「Shit,あーもう、なに顔真っ赤にして怒ってんだ!落ち着けってんだ、ろ!」
「もういいお前なんか知らねぅ…ッ!!」



あー、うん。不意打ちのキスってキュン死できますよね、分かります分かります。



「んん゛ーー!!!!」
「ちょっと黙れ…」
「っ、…ぷは、ぁ…っ!」


がむしゃらに怒鳴り散らしてたらソファーに押し倒されてちゅーされてっし。
やっぱ政宗のベロちゅー超気持ちぃ。この、テクニシャンめ畜生大好きだ。


「…っは、…は、はぁ…、っ」
「そんなエロい顔すんなし」

全身に力が入んない。酸欠で脳ミソまで痺れてる。
つかエロい顔とかしてねぇし政宗のほうがエロいしなんなの!なにイッチョマエに雄の顔してんの!普通にカッコ良すぎんだろ!!


「俺もさー、大事な大事な元親の体は繊細に扱ってやりたいわけよ」
「な、に言ってんだ、!」

「だからさー…‥、あんま煽んないでくんね?」



焦らなくても俺は逃げねぇよって。スマートに終わらせてんじゃねぇぞバカが惚れ直しちまうだろ!!!!










ギラギラ輝く鈍色に見下ろされたら、もうそれだけでイッちゃいそう!





(俺、政宗になら抱かれてもいい…!!)
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淡白な政宗と政宗大好き愛してるなおバカさん。性欲皆無な政宗とか政宗じゃない。

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