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詩集
淡雪
どこまでも続く雪の野原
軽いふわふわとした足取りで雪を踏むとシャリシャリと音が鳴る
足跡の付いた所から雪が溶け始める
まるで朝日が町を照らし始めるようにゆっくと
やがて音もなく降っていた雪が止み、緑で覆われた地面が顔を出した
頬を優しく撫でる風が声を運んできた
振り返ると愛しい人が立っていた

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