[携帯モード] [URL送信]

ボカロ図書館
学校の妖精?
今日も1日の始まり
ミクは目覚める
早速ぽっぴっぽージュースを飲む
今日からみんな夏休みだったのだが
ミク「補習だなんて…」
ミクは数学が悪く、氷山キヨテルに補習を宣告されていた
ミクは渋々準備をして出発する
蝉も鳴き始め、学校までの道はジリジリとやかましい鳴き声で埋め尽くされていた
学校に着き、教室へ向かう
ミクは恐る恐る教室の扉を開ける
しかし、誰もいなかった
ミク「私だけってことないよね?」
ミクはカバンを机に置き
職員室へ向かった
ミク「失礼します」
職員室の扉を開けてキヨテルを探す
ミク「氷山先生!」
キヨテル「あっ初音さん」
ミク「補習受けにきました」
キヨテル「そうだったね、早速始めようか」
ミク「あのー他のみんなは?」
キヨテル「ん?数学の補習は初音さんだけだよ」
ミク「…」
キヨテルはプリントを何枚か出して席を立つ
キヨテル「教室へ行こうか」
ミク「は〜い…」
ミクとキヨテルは教室へ移動する
教室に入り席に着くとミクは異変に気づいた
ミク「?あれ?」
持ってきたはずの筆箱がないのだ
キヨテル「どうしたんだい?」
ミク「持ってきたはずの筆箱が無いんです」
キヨテル「うーん…。もしかしたら妖精の仕業かな?」
ミクはキヨテルがそんなこと言うとは思ってもみなかったので目が点になっている
キヨテル「冗談じゃないよ?」
ミク「はっ…はあ…?」
キヨテル「最近よくあるんだ。私の生徒達もよく無くなっている」
ミク「それで妖精?」
キヨテル「何人かが宙に浮かぶ何かを見たらしい」
ミク「浮かぶ何か?」
ミクはなんだか見たことある気がした
キヨテル「とりあえず鉛筆と消しゴムは用意するよ」
ミク「あのっ」
キヨテル「?」
ミク「私の筆箱だし…、それに、おもいあたることがあるんです」
キヨテル「うーん…。まぁ初音さんがそこまで言うなら」
ミク「探してきます!」
キヨテル「あっ初音さん!」
キヨテルが止める間もなくミクは駆けだしていった

「さぁ妖精どこだ!」
ミクは校舎中を駆け巡る
「うーん…」
五分で探すのを諦めてきた
「ここは頭脳戦だ!」
ミクは考えに考えた
「…うーん…」
こちらは一分も保たなかった
「何かヒントは…」
普段から頭を使わないのに脳をフル回転させて考える
「ん?」
思い当たる節があった
ミクがまだ1人で歌のクラブしてるときだ
ある生き物がミクの歌詞ノートを持っていった
ミク「もしかして…」
ミクはまた走り出した
着いたのは放送室だった
ミク「ここだったはず」
ふと扉を見ると少し開いている
ミク「もしかして」
静かに扉を開ける
放送室には何やら変な話し声が聞こえる
ミク「おーい!」
ミクが叫ぶと小さい何かが散らばっていく
ミク「私だよ!」
小さい何かはミクの様子を伺いながらゆっくりやってくる
ミク「やっぱり君たちか」
出てきたのははちゅねみくだ
はちゅね「?」
ミク「学校のみんなの物返してあげて」
はちゅね「!」
ミク「大丈夫、みんな怒ってないよ」
はちゅね「…」
はちゅねみくは散らばっていった
しばらくするとノートや教科書などを持ってきた
ミク「これで全部?」
はちゅねみくは頷く
ミク「あれ?」
探しても探しても自分の筆箱が見当たらない
ミク「私の筆箱は?」
はちゅね「?」
ミク「盗ってない?」
はちゅねみくは首を横に振る
ミク「ん?筆箱どこに消えたのかな?」
とりあえずミクはノートや教科書を持って職員室へ行った
キヨテル「あっ初音さん」
ミク「先生、これ」
ミクはキヨテルにノートや教科書を渡す
キヨテル「これは…みんなが紛失してたやつじゃないか」
ミク「見つけてきました!」
キヨテル「さすが初音さん、それで妖精には会えたかい?」
ミク「妖精はわからなかったです」
キヨテル「そうか、じゃあ事件も解決したし補習を始めようか」
ミク「へっ?」
キヨテル「どうしたんだい?」
ミク「私ここまで頑張ったから補習無しとかは…」
キヨテル「初音さんの頭脳があれば数学も解けるさ!はははっ!」
ミク「笑い事じゃ無いですよ〜」
キヨテル「さぁ補習だよ」
ミク「う〜(泣)」
結局補習だった
ミク「あっ先生、私の筆箱だけ無くて」
キヨテル「これってもしかして初音さんの?」
キヨテルはネギの形をした筆箱を見せる
ミク「あっ!先生それはどこに?」
キヨテル「廊下に落ちてたよ」
ミク「落としたのかな?」
キヨテル「これで補習受けれるね」
ミク「う〜(泣)」
キヨテル「だけど初音さん、ありがとう」
ミク「!どういたしまして!」
キヨテル「ところで初音さん」
ミク「はい?」
キヨテル「筆箱もネギなんだね」
ミク「はい!」
キヨテル「そうなんだ、ネギ好きだね」
ミク「ネギが無いと人生ダメです!」
キヨテル「そっそうなんだ、はははっ」
キヨテルとミクは教室に着く
キヨテル「じゃあ初音さん、補習だよ」
ミク「大変だよ〜」
キヨテル「じゃあこのプリントね」
ミク「は〜い…」
ミクは外を眺めた
ミク「今日は快晴だなぁ」

[*前へ]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!