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ボカロ図書館
歌姫祭(後)
お昼休憩
ルカ「お昼食べましょう」
ミク「あっ弁当持ってきてないや」
リン「あれ?ルカ姉がいらないって連絡したはず」
ミク「へ?」
ミクはメールを確認する
すると「今日はお弁当いらないわよ」と書いてある
ミク「あっあはははっ…」
レン「ミク姉おっちょこちょいだね」
ルカ「まぁ慌てて作らなかっただけましね」
リン「じゃあ食堂に行こう!」
4人は食堂へ行く
ルカ「ここは参加者が集まるのよ。バイキング形式だから自由に食べて」
ミク「やったー!」
レン「ミク姉はしゃぎすぎだよ(笑)」
リン「!オムナポリタン…!」
レン「リンそればっかり」
ルカ「私はタコルカスパゲティね」
ミク「ネギステーキないみたい、がっかり」
レン「まずはシーザーサラダをいただいて…」
リン「レンバランスよく食べようとしてる〜」
レン「健康第一だからね」
リン「後で食べたいものあっても知らないよ」
なにやら食堂の奥が騒がしい
赤い服の女性が従業員に文句を言ってるようだ
赤い女「なんでお酒無いのよ!」
従業員「ですからここはホテルとは違います。学校主催ですからお酒はありません」
騒がしい女を止めようと青い服の男性が仲裁に入る
青い男「めーちゃん!ダメだって!迷惑だよ!」
赤い女「黙れバカイト!」
女は暴走してる
それをよそに4人は食事を取る
ミク「代わりにネギカレー見つけたよ!」
リン「ルーが緑…」
レン「なんかネギの臭いすごい」
ルカ「ミクちゃん早く食べなさい、冷めるわよ」
ミク「そうだね」
4人「いただきます!」
元気よく頬張る
楽しい時間は過ぎる
ルカ「ごちそうさま」
リン「お腹いっぱい!」
レン「みんな食べたね」
ルカ「じゃあ戻るわよ」
ミク「ふぃ〜」
ミクはお腹いっぱい過ぎたのだ
少し苦しい
というより情けなく見苦しい
さっきの部屋に戻ってきた
モニターのある部屋だ
モニターに映し出されたのは
可愛ユキだ
歌うのは風のただいま
風になりきったさわやかかつ強いメッセージが込められている
「この荷物を下ろしたら僕の身体は風になる♪」
ミク「ユキちゃんってリンちゃんやレンくんより年下だよね」
ルカ「小学生だからね」
リン「小学生でこの歌…」
レン「レベル高いな…」
ミク「ユキちゃんって何歳なんだろうね?」
ルカ「さぁ…」
部屋の奥から誰かがミクの方へ向かってくる
目が青と赤の2色の女性だ
2色の女性「ミク、久しぶり」
ミク「!ルコ!」
ミクに話しかけたのは欲音ルコだった
ルコ「こっちに来たら歌姫祭にミクがいるってきいて来たの」
ミク「ルコありがとう!」
ルコは旅をしながら歌を歌う活動をしている
ルコ「歌姫祭が終わるまではこの島にいれると思うよ」
ミク「それは良かった!私達の歌聴いてね!」
ルコ「うん!…じゃあまたね!」
ルコは部屋を出た
モニターには氷山キヨテルが映し出されてる
レン「氷山先生だ」
キヨテルが歌うのはGuiltyVerseだ
レン「黒い歌だね」
リン「さすが氷山先生」
歌が終わり舞台に上がったのはKAITOとMEIKOだ
ミク「あっあの2人は…」
さっきバイキングで揉めてた2人だ
ミク「チラッとしか見てないから気づかなかった」
リン「前にレストランにいたよね」
2人が歌うのはon the rocksだ
MEIKO「甘いムードに侵され真っ逆さまに落ちてく♪」
KAITO「決め込んだつまらないルールは♪」
MEIKO「氷と共に溶けていく♪」
レン「さすがKAITO兄だね」
そしてミク達の番がきた
ミク「行くよ!」
リン・レン・ルカ「おぉ!」
4人は舞台にあがる
まずはレンの夜桜舞が決める
次にルカのPaletteが盛り上げる
リンのセツナデシコで会場は最高潮に
ミク「最後…決める!」
ミクのメルトで締めくくった
会場「パチパチ!」
ミク達「ありがとうございました!」
会場は熱気に包まれた
司会者「皆さんありがとうございました!」
ミク「頑張ったね!」
ルカ「100点を付けるわ!」
リン「やったー!」
レン「緊張した〜」
司会者「では、発表された皆さんに登場していただきましょう!」
会場の拍手に包まれながら舞台に発表したみんなが集まった
司会者「皆さん素晴らしい発表でしたね!優勝の発表ですがもうしばらくお待ちください!」
発表したみんなは司会者に連れられ舞台を後にした
会場にはルコがいた
ルコ「ミクが優勝したらいいな」
10分くらいたった
会場の巨大なモニターが付いた
映っていたのはボカロタワーの屋外ステージに立つミク達だ
ルコ「ミク優勝したんだ!」
司会者「優勝はボカロ学園のチームDIVAです!」
ミク「本日最後の演奏をお聴きください!」
ミク達の演奏が始まる
曲はStargazeRだ
ミク「流星を見送って ここにある意味を知ったスターゲイザー♪」
会場は大盛り上がりだ
発表が終わりミクはルコを探す
しかし、ルコは見当たらなかった
ミク「もう行っちゃったのかな…」
ルコは世界中を旅しておりあまり長居はしない
おそらくルコはもう出発したのだろう
ミク「ルコ、また会えるよね」
ミクのもとに司会者がやってきた
司会者「ミクさんですね?ルコさんから手紙を渡してほしいと言われまして」
ミクは司会者から手紙を受け取る
手紙にはこう書いてある
「ミクへ、優勝おめでとう。ミクの噂を聞いてちょうど近かったからボーカロイ島に来ることにしたの。ミク達の歌素晴らしかった!私元気でたよ。また旅に出るけどまた会おうね。ミクの友達ルコより」
涙でにじんだ手紙を読みミクも思わず涙を流す
ミクは手紙をしまいルカ達のもとへ戻っていった


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