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第九話 作戦会議
リン「ミク姉、ルカ姉おかえり」
レン「なんとかなった?」
ルカ「えぇ」
ミク「ゾンビはとりあえず処分したし芳香剤を撒いたからしばらくはなんとかなると思う」
リン「これからどうしようか」
ルカ「まずバリケードを張りましょう」
ミク「インテリアショップの家具が役立ちそうだね」
ルカ「私は窓をなんとかするわ」
ミク「リンだけ胡桃さん達のところにいて。レンくんは手伝って」
リン「しっかり守る」
レン「わかった」
ミクとレンはインテリアショップへ
ルカは窓にゾンビが入れないよう加工
リンは胡桃と猛を守る
ミクとレンはインテリアショップでタンスやソファなどを運ぶ
近くに工具店もあったのでハンマーと釘と板も貰っていく
入口にタンスを並べそれを釘と板でくっつける
横の壁にも無理やり釘を打ちタンスを固定した
ソファはタンスに寄りかかるように縦に置く
タンスのバリケードが破られた時すぐに気づけるようにだ
ルカは窓に色々張り付ける
テーブルやタイル、雑誌ですら付けていく
ルカ「これで破られたとしても気付ける」
ルカは次の窓に移る
一方胡桃と猛のところにリンが着いた
リン「二人とも問題ない?」
胡桃「えぇ、大丈夫よ」
猛「心配かけて悪いね」
三人がいるのはファストフード店だ
机などは荒れている
胡桃「こんな事故がなければ今も平和にみんな過ごしてたのよね…」
胡桃は辺りを見渡す
猛「今何時だ?」
時計を見ると八時十一分を指して止まっている
猛「爆発が起きた時刻だな」
胡桃はメモをとる
リン「今は六時四十三分八秒だよ」
猛はさすがロボットと思った
空を見ると夕方の空の映像が流れている
ルカがリンのところに着いた
リン「ルカ姉!終わったの?」
ルカ「えぇ、ミクちゃん達はまだみたいね」
リン「うん」
ルカ「とりあえず死角を出来るだけ省きましょう」
そう言ってルカはリンと周りの障害物を撤去した
撤去が終わる頃ミクとレンがやってきた
ミク「?何をしてるの?」
ルカ「死角の排除よ」
レン「手伝うよ」
ルカ「大体は終わったわ。リンちゃんが手伝ってくれたおがげね」
リン「えへへっ!」
猛「時間も時間だな。ご飯に出来ればいいが…」
ミクは厨房に入りウィルスがないか確認した
食材にウィルスは付着してないようだ
ミク「食材にはウィルスは付いてないから大丈夫みたい」
胡桃「じゃあ私が料理するわ」
胡桃は厨房に入り料理を始めた
ルカ「料理の匂いが外のゾンビを呼び寄せたりしないかしら」
ルカは上の階に行き窓から様子を確認した
ミク「胡桃さん、何を作っているのですか?」
胡桃「この食堂は色々なメニューがあるだけにたくさんの食材があるの。ラーメンとカツ丼を作っているのよ」
ミク「へー。すごいですね」
胡桃「ミクは出来ないの?」
ミク「介護ロボットなら軽い料理は出来るけど私達はボーカロイドだから料理の機能はついてないです」
胡桃「そうなんだ」
胡桃は手際よくラーメンとカツ丼を作る
胡桃「出来たわ」
ミク「持っていきます」
胡桃「お願いするわ」
ミクは料理を持っていく
ミク「はい、猛さん」
猛「あぁ、ありがとう」
ミク「いえいえ、お礼は胡桃さんにいってください。全部胡桃さんが作ったので」
猛「そうか、伝えるよ」
胡桃が料理を持って戻ってきた
猛「胡桃さんありがとうございます」
胡桃「いいのよ。お互い様だわ」
ルカも戻ってきた
ルカ「とりあえず大丈夫みたい」
ミク「今のところここから離れること無さそうだからリンちゃんとレンくんを休ませておく?」
ルカ「そうね。ミクちゃんも三十分交代で休んで」
ミク「わかった。また三十分後くるね」
ミクはリンとレンを連れて充電しにいった
充電は普通のコンセントで出来るので楽だ
ミク達が行った後胡桃達はご飯を食べ終えた
胡桃は猛に取材している
猛は疲れていそうだ
三十分が経ちミクが来た
ミク「ルカ姉、交代」
ルカ「休憩してくるわ」
ルカも充電しにいった
胡桃「そろそろ私達眠ることにするわ」
ミク「わかったー。インテリアショップなら眠れるかも」
胡桃「そうね、そうするわ」
胡桃達はインテリアショップで眠ることにした
十五分経った頃リンとレンとルカが来た
ミク「どうしたの?」
ルカ「充電もまあまあしたし情報を集めようと思って」
ミク「確かに。私達一週間は電源保つから大丈夫だよね」
リン「うん。さっそく探そうよ」
散り散りになり情報を集めだした
ミク「さすがにインテリアショップにはないよねー。胡桃さん達を起こさないようにしないと」
ドラッグストアでは
ルカ「さすがにないわね」
二階の窓際では
リン「外を眺めて見るけど…。なかなかわからない」
電気量販店では
レン「テレビが点けばいいのに。放送電波届かないようにしやがって」
ミクはルカと合流した
ミク「ルカ姉、飛ばされた後何かあった?」
ルカ「色々あったわよ」
ミク「大丈夫だった?」
ルカ「回路も修理したし大丈夫よ。後でレンくんの修理しないと」
ミク「そうだね。私達も色々あった」
ルカ「何があったの?」
ミクは今までの経緯を話した
飛ばされた先で胡桃とリンがいたこと
車は使えないこと
胡桃が怪我してること
ウィルスは空気感染ではないこと
病院も危険なことと日記のこと
猛のこと
レンと出会えたこと
そして病院で出現したヌメヌメとした巨大なアメーバのことを話した
ルカ「みんな大変だったわね」
ミク「みんなが手伝ってくれたから」
ルカ「今度は私の話ね」
そう言ってルカは話し始めた

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