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第八話 激闘ショッピングモール
リン「ルカ姉とミク姉、大丈夫かな…」
レン「俺たちはロボットだ。ちょっとくらいじゃ壊れないし、何より感染しない」
ミクとルカはゾンビの群れに真っ向から立ち向かう
ルカ「ミクちゃん、銃は温存よ」
ミク「大丈夫、武器はある」
そう言ってミクは持っている標識を振り回す
ルカ「さすがね、私も!」
ルカはダブルラリアットを繰り出す
ルカは元々修復担当のロボットにされていたため武器は持っていない
だが、次々ゾンビは飛ばされ倒れるところを見ると武器が無くても充分な強さだ
ミク「そろそろ標識壊れそう」
ミクは標識をゾンビに投げつけ車から武器を手に入れる
ミク「ボンネットにドア…。投擲アイテムばかり」
ルカ「投げるだけでも十分ゾンビは倒せるわ」
ルカはボンネットを投げてゾンビを倒すさまを見せる
ミク「私だって」
ミクもボンネットを水平に投げつけゾンビを真っ二つにしていく
リン「胡桃さん、大丈夫?」
胡桃「えぇ…」
猛「こんなシーンを見たら無理もない。自分も気分が悪くなる」
レン「ショッピングモールの方は僕が見ておく」
猛「胡桃さん、私達はこっちを向いておきましょう」
そう言って猛と胡桃はショッピングモールから目をそらした
ゾンビとは言え元々人だったものが真っ二つにされ血が飛び散るさまを見れば誰だって気分が悪くなるだろう
ミク「投げつけるから武器が減ってしまう…!」
ルカ「ボンネットをブレードとして使いなさい」
ルカはボンネットを片手に振り回している
ミク「そうする」
ミクもボンネットを振り回す
ゾンビは徐々に切り刻まれていく
生身の人間ではないがゾンビも一応元人間なのであたりは血の海になっている
もちろんロボットなので感情はない
気になるのは敵の有無に仲間の状態、後は錆を気にするくらいだ
胡桃は何度かこちらを確認し記憶に収めてる
ミク「駐車場のはだいたい片付いたかな」
ルカ「次は中の掃除をしましょう」
ミク達はショッピングモールに入る
内部も結構な数だ
ミク「人間の二人のことも考えてなんとか出来ないかな」
ルカ「ゾンビを誘き出して外で倒すのはどう?」
ミク「そうしよう」
ミク達はゾンビを外に誘い出すため窓を全部開けて血の匂いを流した
ゾンビは血の匂いに誘われ外に出る
出ないゾンビは外に投げた
リン「ゾンビが中から出てくる」
レン「ミク姉達が何かしたんだよ」
リン「何体か窓から飛んでくるけど」
駐車場はゾンビで溢れている
ミク達はゾンビをほとんど外に出したようだ
ミク「ルカ姉、あと少しだよ」
ルカ「最後の仕上げよ」
ミク達はゾンビをなぎはらっていく

ショッピングモールに着いて一時間くらいしただろうか
ついにゾンビはいなくなった
ミク「もう大丈夫みたい」
リン「わかった。みんな、行こう」
血の匂いが辺りに充満している
胡桃「こう何回も血を匂っていると嫌になるわ…」
猛「確かに…」
ミク「うーん…。血を掃除しようか」
ルカ「水で流すだけじゃ匂いは消えないわ」
ミク「ここ、ドラッグストアあったよね」
ルカ「えぇ、あったわ」
ミク「それならいっぱい芳香剤があるはず。避難してて芳香剤を盗む人はいないでしょ」
ルカ「なるほどね。でも足りるかしら?」
ミク「とりあえずしよう。それからでも遅くない」
リン「私達は?」
ミク「レンくんと一緒に胡桃さんと猛さんを守ってて」
リン「わかった」
レン「了解」
ミクとルカは駐車場の洗浄を始めた
といっても水で流す程度だ
ミク「死体をどうにかしないと」
ルカ「車の近くにまとめて燃やしましょう」
ミク達は死体を車の近くに運ぶ
ルカ「燃やすわよ」
ルカは死体に火を付けた
ルカ「ミクちゃん、いくつか石油持ってきて」
ミクは石油を持ってきた
ルカ「じゃあ、いくわよ」
ルカは石油をまんべんなくかけた
火は石油に燃え移り勢いを増す
ルカ「次は芳香剤ね」
ミク「持ってくるの大変だね」
ルカ「そうでもないわ。インテリアショップがあるじゃない」
ミク「そうか!家具を使っていっぱい運ぶんだね!」
ルカ「そういうこと」
ミク達はインテリアショップに向かう
ミク「ルカ姉、どれが良いかな?」
ルカ「ちょっと大きいソファが良いわ」
ミクは新作と書いてあるソファに目を付けた
ミク「これならいけるかも」
ルカ「そうね。大きさも十分」
ソファを持ってドラッグストアに移動する
ミク「ルカ姉、どの芳香剤が良いかな?」
ルカ「なんでもいいから全部乗せましょう」
店にあるだけソファに乗せて持って行く
ルカ「全部中身を撒いちゃダメよ。何個かは普通に使わないと」
ミク「人間もいるから持って行かないと」
ルカ「ミクちゃんはちょっとこれだけ芳香剤を持って行って」
ミクは芳香剤を十個もらう
ミク「すぐ戻るね」
そう言ってミクはショッピングモールに戻った
ルカ「さぁて」
ルカは芳香剤をばらまく
ルカ「十個残せば十分かしら」
そう言ってルカはばらまいた芳香剤を踏み出した
割れた芳香剤から中の液体が流れ出す
ルカ「血の匂いは少しずつだけど薄くなってるわね」
ミクが戻ってきた
ミク「ルカ姉、芳香剤置いてきたよ」
ルカ「ミクちゃんお疲れ様。今度は中に入ってバリケードを作るわよ」
ミク「リンちゃんやレンくんにも手伝ってもらおう」
そう言って二人はショッピングモールに戻った

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