焦り・垣間見る手際3
光「お帰りなさい扇、それに常陸先輩もお帰りなさい」
扇「ぁあ、ただいま。お茶もありがと」
たった今淹れたお茶を扇に渡しながら挨拶をする
あれっ?そう言えば今日、初めての御対面じゃ無かったっけな
玲「この紅茶…美味しいね。僕好みの味だよ。今度、入れ方をご教授願いたいな」
光「そんな事でしたら何時でもお教えしますよ」
玲「うん、ありがと」
扇も常陸先輩も一息付けた様子で、落ち着きを取り戻していた
要「それで?何があったんだ?お前があそこまで焦っているの俺は見たことが無いからな。とても重要な事、なのだろう?」
玲「えぇ………予想外な事がありまして。少々取り乱してしまいました」
苦笑いを浮かべながら常陸先輩は扇の方をチラッと見た
その視線だけで何が言いたいのかを理解したらしく、腕に抱えていた書類やらパソコンをローテーブルに置き、何かを探し始めた
扇「えっと…これが今回の報告書で、危険区域のリストアップした物と、当日の進行予定表を支配人とチェックし直した書類です」
そう言いながら会長席へ歩み寄り、デスクの上に報告書の山を置く
今のアイコンタクトの中には、そんな意味があったんだな
扇と常陸先輩って付き合い合ったっけ?
確か…この前まで初対面だったよな
なのにスゲェな。アイコンタクトが通じちゃったよ
扇「それで、これが事後処理の方針を纏めたもので、こうした方が良いんじゃないかなぁ〜みたいな感じで纏めときました」
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