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生徒会活動5
 
光「えっ!それってペア見つけるの難しくないですか?!」

葵「ここはエスカレーター式の学園だからね。そう言う問題は少ないんだよ」

時「委員会や部署で知り合うケースや任務や実習、年間行事で知り合う奴らもいるな」

葵「ペアが組めなかったら僕たちの方で組み合わせちゃう事は皆が承知してるからね」

光「そう言えばそうですね…と言う事は俺だけが不利?」


確か編入生って俺しか居ないんだよな?

編入前の知り合いなんて多分、要と常陸先輩くらいだし



葵「うーん、不利って事は無いと思うよ?今日の会議内容が全校に発表されれば明日辺り申し込みが殺到しそうだし」

光「……俺にですか?」

時「他に誰が居るんだ?俺達はお互いにペアを組むから問題ないしな」


何で一年のペアだけが他学年なんだ!


光「うわっ…マジどうしよ。…この際、申し込んで来た人で我慢…イテッ」



必死に頭を巡らせて漸く妥協出来そうな内容を思いついた矢先、後頭部に強い衝撃が走った


痛みに耐えながらも後ろを振り返ってみると、分厚い書類を丸めて握る会長の姿がそこにあった



要「お前、俺が一昨日言ったこと忘れたのか?」

光「言ったことって一昨日のお昼の事ですよね。そりゃ、覚えてますよ」


内容が衝撃的すぎて免疫の無い俺には少々強すぎたが



要「覚えてるなら俺がそんな事させない事も解るだろ?知らない奴と利光を組ませる筈がない」

光「そうしたら俺のペアはどうすれば良いんだよ?」

要「俺が組むに決まっているだろ」

光「……は?」

要「俺と組め。分かっただろ?以上」



当たり前な事を聞くなみたいな態度で話を打ち切られてしまった
 
 
 


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