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途中経過4
 
 
焔「選択肢の一つ、か。まぁ慣れない事はせず、俺は俺らしくだよな?変に戦い方を変えればやりにくくなるだけだ」

 
聡「そうか?俺は良いようにはぶらかされた気がするけどな」
 
 
光「ハハハ、そんな事ないですよ?それより聡先輩も起きたことですし、早く会場の方へ行きませんか?」
 
 
鋭い聡先輩の言葉もドキッとした。
 
だが焔の方も判っている様で、深く突っ込まないで居てくれる様だった。
 
 
焔「はぁ…聡、余計な事は聞くなよ。ほら行くぞ、立てるか?」
 
 
聡「そりゃスイマセンシタ。大丈夫だ、一人で立てるさ」

 
背中が一番痛いのか、抑えながらゆっくりと立ち上がる。
 
 
光「俺で良ければ、いつでも寄りかかって下さいね?」
 
 
聡「あぁ、ありがとな。てかもしかしなくても利光って無傷?」
 
 
光「アハハ…無傷なんです」
 
 
別に誇って良い事だろうけど、先程まで戦っていた相手が重傷となると、かえって申し訳が無い気持ちになってしまう。
 
 
俺ってば心優しき青年だからね?
 
まぁ、ホントに優しい人間は正式な試合だからって気絶するまで相手を痛めつけないけど、と自分自身に突っ込みをいれながら思う。
 
 
  
それとも、人を気遣う精神が多少なりとも在れば優しさが感じられるのかな?
 
 
なんて、俺は優しい人の在り方について1人考えを巡らせながら救護室を後にした
 
 
もちろん道のりが分からないので焔先輩と聡先輩の後に着いてだけどね
 
 
 


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