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第2柔道場3
 
 
青メッシュは倒れた長身の腹に拳を振り下ろし、寸前で停めた。

 
「………それで?」
 
 
長身は諦め、参りましたとばかりに両手を上に上げた。
 
 
「はいはい、参りました」
 
 
焔「勝者、2S伊東!」
 
 
そう云うと焔はホワイトボードに結果を書きにいった。
 
 
ということは青メッシュが2年の伊東か。
 
 
焔「第6試合は3D長瀬 慎二、1S明正 利光」
 
 
ぉお、やっと俺の出番か。
 

確か、気絶するか降参するか、焔がコレ以上は行っても無意味と判断したら勝負が決まるみたいだ。
 
 
じゃあ、気絶させてさっさと終わらせるか。

 
慎「お前が噂の明正か。お前戦闘なんてできんの?棄権した方が良いんじゃないか。そのお綺麗な玉のお肌に傷がつくぜ?」
 
 
あれか、あれなのか?良く云うじゃん?
“弱い犬ほど良く吠える”って。
 
 
光「ご心配なく。先輩こそ、ご自分の身の安全を考えた方がよろしいのでは?」
 
 
慎「はっ、こっちが心配してやれば調子に乗りやがって……泣いて許しを乞っても知らないぜ?」
 
誰が心配してって云った?お前が勝手にしただけだろ。
 
というか俺ってそんなに弱く見られるのかな……
 
 横目で焔先輩を見やると笑いをこらえるかの様に腹を押さえている。
 
 
うわぁ…何か腹立ってきた。コイツ先輩でも許せねぇ………恥かかせたる。
 
 
光「………焔先輩?早く始めましょう」
 
 
引きつった俺の笑顔が怖かったのか、表情が硬くなった。
 
 
何か、対戦相手の…長瀬?先輩が無視するなって吠えてるけど放っておく。
 
焔「アハハ…そ、それでは試合開始!」
 
 
ククク……一撃で終わらせてやる。
 
 
 


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あきゅろす。
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