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陰謀の始まり4
 

 
扇「確か春休み前に高等部にハッキングした時は内容は確認できたよな?」

律「あぁ、出来てたはずや。そんとき利光の情報調べたんやし」

光「……そんなに早くから知ってたんですか」



春休み前って事は、中3だろ?俺その時はまだ此処に進学するか決めかねてたんだよな。

最終的に決めたのなんて卒業式の一週間前だったし。

それでも俺の情報がWPの記録に有ったのはお祖父様の仕業だろうな。



律「…そいや、風紀会の先輩に聞いたん話なんやけど、高等部の校舎入口にある侵入者対策のゲートあるやろ。アレも今年から高等部に導入されたらしいで。今までは無かったみたいやし」



へぇ……そうだったんだ。此処には、あんなのが何処にでもあるんだと思ってた。


でも、深い意味が無いなら、そんなの大した事でもないよな。でも………



扇「中等部にもあったから不自然には感じられなかったよな」



でも、……今の聞いてると……



光「…あの今のを聞いてると「おらー席に付け〜始めんぞ」…はぁ……」

黄「光ちゃ〜ん、なんて云おうとしたの〜?」



教師が来たのにも関わらず話を続けようと黄希が促してきた。


でも流石に初授業で第一印象を悪くしたくないしな。


光「後で…そうですね、食事の時にでも続きを話しましょう。今は前を向いて下さい」



俺の返答にたいして、えぇ〜とぐずりなからも前を向いてくれた。



「全員揃てるよな。良かったぜ、余計な手間が省ける。俺は数学担当の坂下 恭二(さかしたきょうじ)だ。以後よろしくな」



教壇の上に仁王立ちしながら自己紹介する男は文句無しの美形だった。


スポーツ系でなんだか爽やかな感じ。明るめの茶髪に少し崩した感じの私服が彼の雰囲気にとても似合う。
 
 
 

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あきゅろす。
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