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泰楽と岩淵
無意識のゼロセンチ



友達なのか親友なのか、はたまたそれとは違うのか解らない何という微妙な関係。
そりゃあもう困る、わけではないけど、あれだとりあえず困るんだ。



「ナオの、だよんっていつから言ってるんだっけ?」

「は?なにその質問」



きょとんとしたジュンの目と鉢合わせしてなんでもないと無意識にぽろり。
いや実際別に目茶苦茶考えて発言したわけでもないから聞かれても説明つかない。
本当になんとなく。



「覚えてないんだよなー」

「悩む事がそれって、どうなの拓依君」

「煩いなー」



なにこの会話って突っ込むギャラリーもいつものメンバーも居ないからなんか物足りない。
なんか眠い激しく眠い間違いなく眠い。
平和過ぎる空気というか雰囲気に瞼がどろーって溶けて目ん球覆ってきそう。



「まぁ、俺も思い出せないけど」

「だよなー、いつからだろ」

「……」




いくら思い出そうとしても思い出せない、しょうもない悩み。
ふぁ、と落ちた欠伸が頭の中に鈍く広がってく。
やばい眠いまじで眠い本気で眠い。
けどもはや意地になってきていつから言うようになったのか気になる。



「眠いの?」

「んー………かも」



眠たくて堪らなくて、なのに枕がないってどういうことだ。
いや枕がなくても寝れるタイプだろとか言われそうだし、実際そうだ。
余裕で寝れるけどなんかあれだよね、あれ、俺枕ないと眠れないタイプなんだよねーって言いたい年頃。
ということにしよう。






無意識のゼロセンチ



「ひざ枕お借りします」

「はいはい、どーぞ?」





title 確かに恋だった



あきゅろす。
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