君が
「財前ってさー、スターになりそうだよね〜...」
「は?」
部室で部誌を書きながら急に意味の分からないことを言ってきた、俺等テニス部マネージャーのなまえ先輩。
まあ、先輩が意味分かれへんのはいつものことやけど。
「急に何言い出すんですか」
「だってさー、財前の下の名前って光じゃん?」
「っ!そうですけど?」
下の名前を呼ばれて、少しドキッとしてしもた俺...
うっわ、俺らしくないわー...
「"光"てさ、なんか星なイメージがあるわけよ。
で、星=英語でスターじゃん?」
「...そっすね」
「なんだよその興味なさげな顔はー!」
「せやかて、ホンマに興味ないっすもん。」
俺がそう言うと、なまえ先輩は少しほほを膨らませていった。
「財前ならアイドルとかいけると思うんだけどなー
かっこいいし」
「興味ないっすわ...」
「!だったらさ!」
なまえ先輩は部誌を書いていた手を止めて、急に身を乗り出した。
「テニスでスターになれば!?天才財前クンよ!」
...テニスで...
「そしたらマネージャーになりたがる女の子が、たくさん出るんだろうなー...」
「...れるんやったら...」
「ん?てちょっ財前??」
なまえ先輩のほほに手を当てて、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「なまえ先輩が、俺だけのマネージャーずっとやっててくれるんなら...スターになっても...ええですわ...」
「なっ何を言い出すのさ急に!」
顔を真っ赤にして言う先輩。
それがしょうもないほど可愛くて
「顔、真っ赤ですわ」
ついからかってしまう俺
「うっさい!!!...でも...」
そんな俺の手に、自分の手を重ねて先輩は言うた。
「財前のマネージャーなら...ずっとやっててもいい...かも...」
「!」
君がマネージャーなら
(よっしゃ...スター目指したりますわ)(え、ほんきで?じゃあ私も本気で一生ついてこ)(なっ)
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前サイトより財前。
キャラがわからんまま書くのはいけませんね、こうなる。
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