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不意打ちは卑怯
とんとん



「誰だ?」



山のように積みあがった書類と一人格闘しているとふすまをたたく音がした。



「私です、入っていいですか?」



聞こえたのはあいつの声。



「ああ、入れ」



なまえの相手をしていないで仕事を片付けるべきだという俺と、息抜きも必要だという俺がいる。
すー、と静かに襖を開けて入ってくるなまえを見て他の奴なら後にしろと言っていたかもしれないなと思った。
しかし目に映ったのはなぜか寂しそうな、不安そうななまえの顔だった。
しまいには俯きやがって。
何なんだいったい。
はっきり言っちまえば、仕事があるんだが。


「どうした?なんかあったか」


俺が聞いてもなまえは何も言わず俯いたまま。


「おい、なまえ?」


やはりどこか、おかしい。
俺が名前を呼べば必ず笑顔で返事をするやつだ、なまえは。
だが今の状態はなんだ。
返事をするどころか、顔さえ上げやしねえ。


「ったく。」


微動だにしないなまえに痺れを切らし近くまで歩み寄ると


「っ!!」


抱きついてきやがった。
自分から甘えてくるようなことなんてないあいつがだ。
どういうわけか知らねえが、とりあえず



静まりやがれ!


(おい、誰か教えてくれねえか)(騒がしすぎる心臓の音を静める術を)



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不意打ちハグ
照れる土方さん。
不意打ちに弱いといい
そしてヒロインちゃん喋らなすぎた。最初の一言only
甘えたいときだってあるんです。



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あきゅろす。
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