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広い世界の夢物語


デービーバックファイト第二回戦、グロッキーリング。
ルールは簡単、相手のボールマンを敵陣のゴールにぶち込めば勝ち。
未だにジャンケンでボールマンを決めているゾロとサンジは、このままじゃ飽きることなくいつまでもやっていそうなので、ナミが一言似合うわよとサンジをおだててボールマンに。
そして、これはあくまで"球技"なので武器は反則。
ゾロが刀をマルロスに預け、いよいよゲームが始まる。
速攻を仕掛けてきたピクルスのタックルを、サンジは軽々と避けてボールマン同士の対決に持ち込もうとする。
しかし、ジャンプして蹴り技を繰り出そうとしたサンジにビックパンが突き出した腕に、サンジは咄嗟に足を乗せてしまったのを後悔した。
皮膚がぬるぬるとしていて、非常に滑るのだ。
つるつると足を滑らせ、何とか落ちないようにしているサンジにゾロがアホかと怒鳴り付けた直後、ゾロの言葉にカチンときて余所見をしたサンジをビックパンが突き飛ばす。
吹き飛ばされたサンジを狙い、ピクルスとハンバーグが走る。
ゾロも落下地点を目指して走るが、ピクルスのタックルを受けて転ぶ。
その間に、ハンバーグが空中のサンジをキャッチして更に遠くへ、ピクルス目掛けて投げ飛ばす。
起き上がったゾロがピクルスをカットしようとしたら、不敵に笑ったピクルスがその場で高速回転を始め、ゾロを弾き飛ばしたついでに飛んできたサンジも空中高く弾き上げる。
そして、ビックパンのレシーブで飛び上がったハンバーグがサンジを捕らえた。
リングは射程距離内。

「サンジ!!!」

ハラハラと見守っていたマルロスが、思わず叫ぶ。
ルフィ達も、このままダンクが決まってしまうのかと騒ぐ中、ゾロがピクルスの足を掴んで振り回して投げ飛ばし、空中で体勢を入れ換えたサンジがハンバーグを蹴り落とす。
ハンバーグとピクルスはゴールの真上で衝突し、サンジは無事に着地する。

『ノ〜〜〜ォゴ〜〜〜ル!!!!"ボールマン"サンジ、一筋縄でリングをくぐってくれそうにないよ〜〜〜っ!?グロッキーモンスターズにパワーではり合う二人組出現〜!!壮絶なゲームが!!始まってしまったァ〜〜〜!!』

実況の叫びの合間も、何やら言い争うゾロとサンジを見て、マルロスはほっと胸を撫で下ろした。


 

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あきゅろす。
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