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広い世界の夢物語


マルロスはルフィ達と一緒に、洞窟のようなそこに入った。
瓦礫を乗り越え、すこし奥まったところまで来た時に、足元の瓦礫の中に金色の輝きを見つける。

「見ろ!!こんなに!!」

「コリャ本物だぜ!!このヘビ、何食ってんだ……」

「すごーい!!」

ルフィ達が居るのは、あの大蛇の腹の中。
そこには、あちらこちらに金で出来た装飾品があった。
どうやら、ルフィがサバイバルの間にこのヘビに食われていた時に見つけたらしく、ナミとサンジ、チョッパーとマルロスを連れてそれを取りに来たのだ。

「すごい……歴史的価値も、純度も申し分ない……」

「ほらあんた達、ぼさっとしてないで!!さっさと袋に入るだけ詰め込んで!!」

「はァ〜い!!」

感嘆の眼差しで、黄金の首飾りを見つめているマルロスに、ナミの叱咤が飛びサンジが喜んで答える。
大蛇が起きれば厄介だと知っているから、ルフィ達は急いで用意してきた袋に黄金を詰め込んでいく。
粗方の黄金を拾い集めると、用意した袋がはちきれんばかりにパンパンになった。
それを担いで急いで大蛇の腹から出てくると、辺りに空島の住人の姿はない。
大蛇の側で待っていたゾロと、鉄と"貝"を交換しに行っていたウソップが待っていて、話を聞けば住人達はみんなして何処かに行ったと言うし、外で待っていたはずのロビンもいつの間にか居なくなっていたと言う。
ナミはマルロスを連れて、出航の準備のためにその場を離れるが、ルフィ達はロビンの帰りを待つことにした。
待っている間に、ゾロがロビンの帰りを待つ必要はないと言って一人で森に入ろうとして、サンジに3歩で迷子だろと怒鳴られて喧嘩を始める。
そうこうしているうちに、ロビンが空島の住人達と一緒に戻ってきた。


 

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あきゅろす。
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