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広い世界の夢物語


そんなナミの背中を見送り、ロビンが風に髪を揺らしながら呟く。

「航海や上陸が……冒険だなんて、考えた事なかった」

そう言い残して、ロビンも先に行ったクルーを追いかける。

「どういう意味でしょう……?言葉の通りの意味ではないように感じましたが」

「マルロス……深く考えたって判んねェよ、どうせ」

何考えてっかさっぱり判らねェ女だ、と何処か諦めたようにぼやいたゾロにマルロスも苦笑を返し、2人で揃って船を飛び降りる。
ナミ達と同じように、ラフな格好に着替えてきたマルロスは、珍しく七分丈の袖の服だ。
左腕には、火傷の痕が生々しく絡み付くように這っているが、一度傷を見せているからかそれ程苦にはならないようで。
フカフカした雲に足を乗せた時には、思わずその場で何度か足踏みしてしまう程、不思議な感覚だった。

「は〜〜〜〜〜〜っ!!ここは何なんだ!!冒険のにおいがプンプンすんぞ!!」

ルフィの雄叫びが響き渡る。





 

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あきゅろす。
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