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広い世界の夢物語 起床 アラバスタの反乱が終わり、３日目の昼過ぎ。 昼食を済ませたクルーは、未だ目を覚まさないルフィをビビとチョッパーに任せて、それぞれに動き出す。 町外れまでトレーニングに出掛けたゾロ、コブラに本をもらいに部屋を出るナミ。 マルロスは、ウソップとサンジと一緒に買い出しへ。 町中を歩き回り、復興作業を進める国民達を横目に、必要なものを買えるだけ買う。 マルロスは、ビビが教えてくれた店でナミの分も香油を手に入れる。 あらかたの買い物が済み、宮殿へと戻る道すがらウソップは逞しいなこの国はと呟くと、サンジが王女がかわいいからなと言い切る。 関係あんのか、と返すウソップにあるさと断言しておいて、サンジは不意に顔色を変える。 「畜生ォ!!家から家へと貫通してるぞ、何だこの穴は!!まるで蹴り砕いた様な形跡だな」 家の持ち主だろうか、その怒鳴り声にはっきりと顔色を変えたサンジは、そっぽを向いて別の方へ行こうとする。 それを見て、マルロスが若干咎めるような声音でサンジの名前を呼ぶと、急いでたんだよと小さく呟く。 まぁ、自分達海賊がやりましたなんて言って謝るわけにもいかないので、そそくさと退散させてもらうしかない。 ［*前へ］［次へ#］  |