ごった煮な部屋
拍手4(長編夢・二度目まして/青峰)
黄瀬を蹴って放り出すようなヤツだった。
身長も小せぇし、無表情だし、まあテツに似てるかな、という感想を抱いた。
前に勉強教えてもらった時に、ずっとバスケを好きでいてと言われて。
嫌いになるはずねぇだろ、と思ったけど何か悲しそうな顔をしていたから何も言えなかった。
「なぁ、雪哉、今度また勉強教えてくれよ。」
『え!?熱でもあるか?』
手で俺の額を触ってくる。
「失礼だろ!」
何も深い意味はないのは分かってる。
だから、不意に触れたりすんな馬鹿。
「雪哉に教えて貰った時のテスト中々良かったんだよ。だから、また教えてくれって。」
『そりゃ良かった。じゃあまた一緒に勉強するか。』
でも前より好きになっちまったのに勉強集中できっかな。
『真面目にやらないとアッパーな。』
前言撤回、集中するわ。
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