ごった煮な部屋
拍手22(長編夢・たどり着いた場所は/那月)
とても大好きな人がいる。
入学式の後、音也くんが連れてきたクラスメイト。
雪哉くんは、笑顔が最初はぎこちなくて、遠慮したような様子で。でもそんな彼が可愛くて、抱きつこうとした。
その後の記憶がぽっかり空いていると思ったら、後々その時手を払ってしまい、メガネが外れてさっちゃんが出てしまったと教えてくれた。
『あれ、那月?どうしたんだ』
部屋に行けば、優しく出迎えてくれて。
「美味しいお菓子が実家から送られてきたので、一緒に食べようかな、って、ピヨちゃんパーカー着てくれてるんですね!可愛い!」
『待て、潰れるから抱きつくな。...本当、那月はピヨちゃん好きだなぁ』
確かに可愛いけど、とパーカーを見ている仕草も可愛いです。
「雪哉くんのことも好きですよ?」
『な、何だよ急にー!俺も那月のこと好きだけどさー!』
照れながらもそんな風に応えてくれる雪哉くんが、本当に愛しいんです。
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