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長編夢
6話
【あまり大したことなくて良かった】

「ありがとうございます。それにしても、彩月くん良く食べきれましたね...」

先ほどの海常との試合で怪我をした黒子くんだが、思った程傷は広がっていなかった。

そして、皆お金がないので全部食べきれたらタダ!のステーキ店で食べたのだが、皆撃沈。

大我が先輩達の分含め、残らず食べていた。

俺はちゃんと食べた。

「...黄瀬くん?」

「やほ、黒子っち」

外に出たら、黄瀬くんが待っていた。

【俺、席外す?】

「あ、いや。大丈夫っス」

適当に世間話をしていたら、ストバスに着いた。

「さっき緑間っちに会ったっス」

「ああ...緑間くんは...苦手です」

はっきり言うなぁ。

「火神のこと何スけど、」

黄瀬くんは、大我はキセキの世代と同じ、オンリーワンの素質を持っている。

だから、いつか誠凛で大我だけが浮いた存在になると指摘していた。

その時大我が現れた。

「何優希と黒子連れ去ってくれてんだ、黄瀬!」

「たまにはいいじゃないっスか!」

「俺達が帰れねぇんだよ!」

口喧嘩を始める2人。あれ、黒子くんがいない。

【黒子くんがいない】

「「はあ!?」」

どうやら、マナーの悪いストバス利用者に注意をしていたみたいで。

なんやかんやで、バスケで争うことに。

「行くぜ!優希!」

俺もおぉぉ!?

「だ、大丈夫ですか彩月くん...」

「駄目なわけないっスよね。俺に1on1勝つ位なんスから」

「...え!?」

黒子くんが驚きの声をあげる。腹をくくるか。




【じゃあ、勝とうか】




皆が頷いた。

多分俺は必要なかっただろうと思う位、完膚なきまで叩きのめした。

「ったく、力じゃ勝てないんだから、勝手に喧嘩を売るなよな、黒子!」

「力?見てください、この力こぶ」

無い。どう考えても。

「まあまあ。俺は最後に黒子っちとバスケ出来て良かったっス!火神っちもリベンジっス!」

誰が火神っちだ!と大我は怒っていた。

どうやら彼は、自分が認めた人物には<っち>とつけるらしい。

「そうそう、優希っちも、覚悟するっス!」

これは、彼に認められたのかな?

【楽しみにしてる】

にへら、と笑い黄瀬くんは去っていった。


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あきゅろす。
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