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長編夢
22話
『合宿?』

「今年もあるみたいですね」

クラスで黒子と緑間とそんな話をした。

「地獄です」

「そうだな」

緑間も賛同している。

通常の練習すら大変なのに、1日中練習するんだもんなぁ。

「僕も、一軍に入ってからは初めてなので...」

「そうか、骨くらいは拾ってやるのだよ」

「命を落とすんですか...」

結構本気で言ってるんだろうな。

「雪哉も全部ではないだろうが、やる可能性はあるから覚悟するといい」

『真顔で死刑宣告か。しんたろーくん。真ちゃん』

「誰が真ちゃんなのだよ」

悪い、高尾の専売特許だったな。

『俺はリンボーダンスで君たちを応援するから練習はしない!』

「「っ...ぶふっ!」」

2人が笑い転げていた。珍しいな。

「想像したら...っ...」

「っおい黒子やめ...っ...」

リンボーダンス発言が面白かったのかしばらく笑っていた。



『実践してあげようか』


とどめをさしたら、息絶えた。



「...ふぅ、本当ふざけるな、なのだよ」

『ゴメンゴメン』

「あ、合宿は二週間後らしいです」

赤司早く教えてくれよ。



『教えてくれてありがとう。リンボーダンス』



彼らはオチた。


俺に抗議しようと思っても、腹を抱えて動けないみたいだ。

『お先に部活行ってくる』

後で俺が何をしたというのだよ、と怒られた。

ゴメンよリンボーダンスと言ったら流石に殴られたが、とても楽しかったです。

日程を確認したら平日とも重なってて、あれ?と思った。

そういう日は、授業終わったら速攻合宿所に行って夜中まで練習らしい。

泣きたい。


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