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チャットログ3<2


内緒モード


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田中太郎【ところで臨也さん】
甘楽【何だい藪から棒に。あれだろう?どうせ苺みるくについてノーコメントの理由と俺が甘いもの好きだとか料理するだとかその辺の事について詳しく聞いてみたいんだろう?】
甘楽【やめておいた方がいい。さっきは話の流れで適当に答えてしまったけれど、俺自身の事は教えたくもないし面白くない】
田中太郎【十分面白いですよ】
甘楽【情報料取るよ?】
田中太郎【いくらですか?】
甘楽【聞き返してくるなよ】
田中太郎【じゃあこうしませんか、僕の持ってる情報と交換という事で】
甘楽【俺と君が?冗談じゃない】
田中太郎【三日前、池袋で平和島静雄さんを見かけたんですが、何であんなに楽しそうだったんでしょうか。そういえばびりびりに破けてしまったVネックの黒いインナーを上機嫌で振り回していましたが…】
甘楽【脅しのつもりかい?それが情報交換になるとでも?】
田中太郎【いえ、それを尋ねない代わりにそっちを尋ねてもいいですかという事です】
甘楽【君は本当に怖いもの知らずだ、しかもそれを承知でギリギリのラインを抉ってくるね】
田中太郎【臨也さんほどじゃないです】
甘楽【ああそうかい、まぁいい及第点としておこう】
田中太郎【ありがとうございます、因みに静雄さん絡みだという事は何となく察しているのでどうぞ気兼ねなく教えて下さい】
甘楽【ははは、それはどうも】
甘楽【随分前にね、シズちゃんが俺の事務所に来た時、丁度お仕事絡みで貰ったんだったかな、とりあえずたまたま苺がケースで俺の手元にあってね。毒の代用が無くて適当にシズちゃんにそれを出したら、ミルク寄こせとか言ってきたのさ。まぁそれは別にいいよ個々の好みだからね、シズちゃんが甘党だという事実だけで気持ち悪かったけど。】
甘楽【ていうかそもそもシズちゃんが隣でそんなだだ甘いもの食ってるだけで胸糞悪くて殺したいわけだ。散々罵倒してたら案の定キレさせちゃってね。奴はあろうことか大量にミルクを付着させた苺を俺の口の中に押し込んで来たんだよ、あぁ今思い出しても吐きそうだ。あの筋肉馬鹿は死ぬべきだ。本当に怒りが収まらない。】
甘楽【あの胸焼けするほど甘いミルクと苺の味が忘れられなくてね、なんせベッタベタになったし、相手がシズちゃんだというだけで俺は脳震盪起こしそうだったよ。それ以来苺ミルク系が駄目になってね、そういう風味だというだけでも吐き気を催すくらい完全アウトになったわけ。ほら面白くない、ただ俺が不快になっただけじゃないか】
田中太郎【いえ、十分面白かったです。個人的にミルクでベッタベタになった臨也さんとか】
甘楽【決して変な意味じゃないから取り違えるなよ】
田中太郎【これ以上はさすがに気を付けますよ】
田中太郎【出来ればもう少し臨也さんの可愛い所を詳しく聞きたい限りですが】
甘楽【どうしたのかな帝人君、そんなに俺に興味があるのかな?】
田中太郎【はい、どれほど興味があるか詳しくお教えしましょうか?】
甘楽【やめておくよ】
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狂さんが入室されました。
参さんが入室されました。


狂【皆様、ご機嫌麗しゅう。セットンさんが退出されてからこちらをしばし拝見させて頂いていたのですが、田中太郎さんも甘楽さんもいらっしゃるのに何も会話をされていないとは何とも濃厚な密談の予感が私を苛むのですが…密会でもしていらっしゃるのですか?】
参【混ぜて】
田中太郎【あ、狂さん参さんこんにちは】
田中太郎【そして密会なんかしてませんよ!ちょっと聞きたい事を尋ねてただけです】

内緒モード
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甘楽【マイルにクルリ、帰れお前ら何しに来た】
狂【あらお兄様不躾ですね。でも密談に誘って下さったのならこの妹めは大変嬉しく、思わずお兄様の可愛らしく黒々しい一面を吐露してしまいそうです!】
参【密会だ密会―】
甘楽【意味もなく来るな、そもそも呼んでないだろう】
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狂【甘楽さんは相変わらず私たちの事をお気に召してくれないようです。】
参【嫌われた】
甘楽【やめて下さいよ〜そんな事ないですってもう!】
田中太郎【甘楽さん、あんまり虐めちゃ駄目ですよ】
甘楽【もう太郎さん!逆です逆!】
甘楽【甘楽は用事が出来たので去りますね!】

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甘楽【おいマイルにクルリ、絶対変な事喋るなよ】
狂【お約束はできませんお兄様】
参【喋る】
甘楽【お前ら…!】
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甘楽さんが退室されました。

田中太郎【さようなら、ってあーまた遅かったですね】
狂【あら田中太郎さん、間に合わなかったのですね。甘楽さんが悪いのでお気になさらないよう、もしくはその罪悪感に雁字搦めに縛られて溺れてしまえばいいと思うのです。】
参【ぶくぶく】
狂【それとも私達が貴女方の密談をお邪魔してしまって、更に私達が来た事により甘楽さんが去られた事についてお怒りなら、それはもう大変申し訳ない事をしてしまったのでこの私を罪悪感で溺れさす事を御所望でしょうか?】
田中太郎【そこまで気にしてないですよw】
田中太郎【そうだ、狂さんと参さんは甘いもの好きですか?】
狂【私は大好きで御座います!それはある方の影響なのですが…】
参【甘楽さんのおかげ】
田中太郎【え、甘楽さんの!?】
参【痛い痛い】
参【たたかれた】
狂【これはこれは大変な失態を冒してしまいました。ばれてしまっては仕方がない、私達は甘楽さんから甘味の美味しさを深く教わったのですよ】
参【甘いもの美味しい】
田中太郎【え、え、どういう事なんですか】
狂【あら、田中太郎さんがただならぬ雰囲気で興味を抱いたようですね。甘楽さんの事が相当お気に召しているように見受けられます。ああ、悪魔の如き甘言で惑わせる甘楽さんの悪い毒牙にかかってしまわれたようですね!】
参【ひみつ】
狂【そうですね、これ以上は申し上げられませんわ!私達も甘楽さんの毒牙で叱られたくはありませんもの】
田中太郎【そう、ですか…】
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内緒モード


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狂【そう気を落とさないで下さいな田中太郎さん。ここでなら甘楽さんの事を教えてさし上げます!】
参【教えちゃえ】
田中太郎【本当ですか!?わざわざありがとうございます!】
狂【といっても、本当に仕様もなく些細で愛らしい話に留まりますが。】
狂【まずは甘楽さんについてなのですが、あの方はああ見えてフレンチトーストやホットケーキ等の軽食が得意なのです!】
参【食べたくなってきた】
狂【あの方はその存在に似合わず軽食などはよく自分で作ってらして、私達も幾らか作って頂いて食べた事があるのですが、それの美味しさといったら!他の店等では食べれなくなるほど美味なものでした!】
田中太郎【そんなに得意なんですか】
狂【恐らく私達が甘楽さんに作って頂いたのを好んで食べていたから欲目という可能性も拭えませんが、それでもあの方と無縁なほど純粋で繊細な調理風景と、まるで私達を花園へ誘う様な優しい味には涙を流しました】
参【フレンチトースト作って欲しくなってきた】
田中太郎【それは…ぜひ食べてみたいですね】
狂【田中太郎さんの希望が叶う事を全霊をかけて祈らせて頂きます。なんせあの方は滅多に他の方に料理を振舞いませんので】
田中太郎【甘楽さんの手料理が食べれる可能性を模索してみます】
田中太郎【色々とありがとうございます】
狂【まぁ、なんて清純で真っ直ぐな方なんでしょう!そんな田中太郎さんにはもう一つ甘楽さんの素敵な情報をお教え致しましょう!】
参【クレープ、ワッフル、あんみつ】
狂【そう!甘楽さんはそのような甘味が大好きなのでございます!よく高級菓子を振舞われていますし、軽食等はワッフルやドーナツ、そしてご自身で作ったフレンチトースト等を食しています!】
参【可愛い】
狂【ただ、甘い飲み物はどうやら苦手なようです。シェイク等はひどく嫌っていらっしゃいました】
田中太郎【そうなんですか】
狂【そしてミルクのかかった苺や苺ミルクを特に嫌っていらっしゃいます】
参【美味しいのに】
田中太郎【それは、ええ】
田中太郎【何はともあれ、とても為になるお話ありがとうございました】
田中太郎【甘楽さんのリアル像が見え隠れして面白かったです】
狂【お役に立てたのなら光栄の極みです!】
参【おう】
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田中太郎【私も用事が出来たのでそろそろ失礼しますね】
狂【寂しくなりますね、私達も落ちましょう】
参【ぶーん】
田中太郎【そうだ、皆さんにも言っておきましょう】
田中太郎【甘楽さんって、大変可愛い方みたいですよ】
狂【可愛い方なのです】
参【可愛い】
参【犯しt9;お】
参【羽交い絞めされた】
田中太郎【それでは失礼します】
狂【御機嫌よう田中太郎さん!】
参【ばいばいきん】

田中太郎さんが退室されました。
狂さんが退室されました。
参さんが退室されました。

チャットルームには誰もいません
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帝人様はこの後臨也さんの家にフレンチトースト作らせに行ったかもしれないし、行かなかったかもしれない。田中太郎の出来た用事というのはこれか。




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