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Borderline
顔合わせ2








赤也が手を引っ張ってバスから降りようとする。

それを、里緒と優希が止めに入っていった。

止めるのも面倒でそのままにしていたら、柳が早く降りるように催促してくる。



結局、赤也に手を掴まれたままバスから降りた。



目の前には知らないジャージを着ている人たち。

なんで全員がこっちを見ているのかは不明だ。

すれ違い際に、柳が幸村の後ろにいけ。という指示があって、言われたとおりに少し後ろで足を止めた。






「……」


「雲雀さん。この人が、氷帝の部長、跡部。」





この人の、別荘…だっけ?

跡部と言う人の後ろに大きめな別荘が建っている。

どうやら、ここに寝泊まりするらしい。





「よろしく」






跡部…に言って、あたりを見回してみた。

氷帝と言えば、確か…お、お…






「久し振りやね…朔弥ちゃん」






丸眼鏡をかけている、そう…この人。

名前、なんだっけ…






「えっと…お…おしどり?」

「ちゃうわ!忍足や。お・し・た・り」

「…おしたり、か。」






おしかった…おしどりじゃなかったのか…。

うーん、と考えていたら頭に手が乗った。


上を見上げたら、クスクスと笑っている幸村。





「まだ、眠気がとれないのかな?」

「……平気」





NEXT...
090617
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やっと書けた…!
合宿編は書きたくて仕方がなかったんで楽しみです♪
もう連続更新しそうでコワイです(笑)




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