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Borderline
中間テスト、その後。







テスト当日。

全て書き終えてのんびりとしていると仁王は寝ていて。

優希は見直し。里緒は手が止まっていた…。

あれは終わったから見直しをしているんじゃなくて、わからないんだろうな…





「じゃー、テストは3日後に返すからなー」






担任の地獄の言葉に何人かが悲鳴をあげていた。

今日はその3日後のこと。








「丸井ー」

「へいへい…」




気だるそうに答案を返されるブン太。

点数を見てがっかりしているようす。





「……」

「ブンちゃん、点数悪かったようじゃな」





ククッ

笑っている仁王の手にはテスト。





「……良かったわけ?」

「まぁ、な」





全てのテストが返されて、放課後となった。

優希と里緒がテストどうだった?と聞いて来て。


497点。

と答えたら里緒が泣きついた。

それをはがして、優希に渡す。


そのまま仁王、ブン太と部活に向かったわけだ。







「くっそー…あとちょっとだったのになー」

「補習?」

「1つだけな。」

「…仁王、は?」

「ん?俺は総合得点469点じゃよ。補習などないぜよ。
そういう朔弥はテストどうだったんじゃ?」


「497点」

「「はぁ!?」」


「……何」

「頭いいんだな、朔弥って」

「馬鹿だと思ったわけ?」

「少なくとも頭良さそうにも見えんぜよ」






その言葉、そっくり返したい…






「話変わるけどさー」

「なんじゃ」

「朔弥って転校してきたときより話すようになったな」

「……」





言われてみれば。

警戒心がなくなっている気がする…。





「雰囲気も柔らかくなったしのぅ…」

「……ねぇ、先に行ってもいい?」


「ダメダメ♪一緒に行こうぜぃ?」

「そうツンツンしなさんな」






このあと、全員の点数を幸村がきいて。

赤点をとった赤也とブン太はこっぴどく怒られていた…。





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090516


あきゅろす。
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