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そう、生き返らせるなんて、そんなの無理に決まっている。
ウルキオラ様の身体はもうどこにもない…



「恐縮ながら、麗那様が意識を取り戻される前に、この者たちには話をさせていただきました。」





俺は意識を失った麗那様を抱えて彼の元へと運んだ。

麗那様の兄の元へ、傷をいやしてほしいと、せがんだ。
疑われながらも、彼は俺に戦う気力がないことを確認してから麗那様の治療にあたってくれた。


『麗那様は、助かりますか?』

『さあな…でも、たった一人の妹なんだ…ぜってえ助ける』


消えそうな灯火だった。
もし、麗那様が生きても、その意思はないにふさわしい。

ウルキオラ様を失った麗那様はひどく混乱しておられた。

だから…


『俺、少し出てきます』

『………』

『大丈夫です、残りの十刃は皆現世へと向かいました。この閉ざされた虚圏に残されているのか最早ヤミー様だけですし…。俺はまた戻ってきますから』


そう言い残して俺はウルキオラ様の最後の場所へと向かった。
砂の山をすくい上げると小さな袋に入るだけ詰めた。



『お許しください、ウルキオラ様……』



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あきゅろす。
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